ある日、ひとりの人が、 静かに落ち葉を掃いていた。 誰も見ていない朝の道で、 誰かのために、ただ黙々と。
その人は、こう思っていた。 「こんなこと、誰も気づかないよな」 「どうせ、誰の役にも立ってないかもな」って。
でも、その道を通った小さな子どもが、 落ち葉のない道を見て、こう言った。
「ママ、きょうの道、きれいだね」 「うん、誰かがきっと、きれいにしてくれたんだね」
その言葉は、風に乗って、 どこかで掃除を終えたその人の心に、 そっと届いたかもしれない。
私たちは、 「誰かのために」と思ってしたことが、 すぐに報われなかったり、 気づかれなかったりすると、 つい、心が折れそうになる。
でもね、 やさしさって、すぐに返ってこなくても、 ちゃんと世界に染み込んでる。
それは、 誰かの笑顔になって、 誰かの安心になって、 誰かの「今日も生きててよかった」に、 つながってるかもしれない。
だから、あなたのやさしさも、 見えないところで、ちゃんと咲いてる。
誰かの心の中で、 そっと花開いてる。
今日も、あなたのやさしさが世界を少しだけあたたかくしてる。
たとえ誰にも気づかれなくても、 たとえ言葉にされなくても、 あなたの存在が、誰かの光になってる。
それって、すごいことだよね。
