生きていると、誰もが必ずぶつかる壁がある。 それは、悲しさや切なさとどう向き合うか という、とても静かで、とても大きな壁だ。

悲しみは、戦う相手ではない。 押し返そうとすればするほど強くなり、無視すれば心の奥で固まってしまう。 だからこそ、悲しみは “敵” ではなく、 「いまの自分が確かに生きている証」 なのだと思う。

戦争や事故で突然大切な人を失う悲しみは、 言葉では触れられないほど深い。 その深さの前では、誰だって立ち尽くす。 それは弱さではなく、 大切に思っていた証拠 だ。

では、どうすればいいのだろう。

答えは、案外シンプルかもしれない。

なんも考えない。 いったん、手放してみる。 心の中の波が静まるまで、ただ呼吸してみる。

すると、ふっと “余白” が生まれる瞬間がある。 その余白は、逃げた証ではなく、 心が回復するためのスペース

余裕や余白の正体は、 自分を甘やかすことでも、誰かに勝つことでもない。 それは、 「自分も他人も幸せにできる状態に戻るための静かな準備」 なのだ。

ただそれだけ。 でも、その「ただそれだけ」が、 世界をやさしくする最初の一滴 になる。

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